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Good Charlotte

全曲紹介!Good Charlotte「The Chronicles of Life and Death」(グッド・シャーロット)

Good Charlotte「The Chronicles of Life and Death」のジャケット

Good Charlotte「The Chronicles of Life and Death」の収録曲


1.Once Upon a Time: The Battle of Life and Death
2.The Chronicles of Life and Death
3.Walk Away (Maybe)
4.S.O.S.
5.I Just Wanna Live
6.Ghost of You
7.Predictable
8.Secrets
9.The Truth
10.The World Is Black
11.Mountain
12.We Believe
13.It Wasn’t Enough
14.In This World (Murder)
日本盤ボーナストラック
15.Falling Away
16.Meet My Maker
17.Predictable (日本語バージョン)

Good Charlotte「The Chronicles of Life and Death」とは


2000年代はネオポップパンクバンドブームが発生し、代表的なバンドはSUM41、MEST、GOB、NEW FOUND GLORY、Sugarcult、Simple Planら。
その中でも異質なバンド、それがGood Charlotte(グッド・シャーロット)だ。
前作、2002年発売のセカンドアルバム「The Young and the Hopeless(ヤング・アンド・ホープレス)」は世界で350万枚以上のセールスを誇り、バンド自身でも一番のヒットアルバムとなった。
大ヒットの次作は駄作になる定説を覆した作品、それが2004年発売のサードアルバム「The Chronicles of Life and Death」(クロニクル・オブ・ライフ・アンド・デス)。
音楽性の幅が広がった、安定感が増した、ポップからの卒業、ロックオペラに近い、大人になった小説を描いている作品。
まぁ、なんといっても親日家、日本に対するリスペクトを感じる作品だ。
いきなりオープニングナンバーの「Once Upon a Time: The Battle of Life and Death」が「人生人生人生、死ぬ死ぬ死ぬ」と日本語が聞こえる、「Life and Death」を直訳した歌詞であろう、そこから「生せと死、生まれては死ぬ」と続く、全文の歌詞を書き起こしてみると

人生 人生 人生
死ぬ 死ぬ 死ぬ

生せと死、生まれては死ぬ
生せと死、生まれては死ぬ

吸血鬼は永遠に生きる約束された

生せと死、生まれては死ぬ
生せと死、生まれては死ぬ
永遠の死

生せと死、死は美しい、美しい
生せと死、死は美しい、美しい
生せと死、人生美しい、美しい

吸血鬼、永遠に生きる、約束された

なんだか意味はわからないけど、ここまで日本に対するラブを感じることなんてそうそうない。
ボーカルのジョエル曰く

「クロニクル・オブ・ライフ・アンド・デス」の序章、前作「ヤング・アンド・ホープレス」の続編みたいだけど、新たな始まりでもあるんだ。本の最初の1ページみたいなね。生まれた瞬間から始まる”生きる”ことへの戦い、そして次から始まる曲は生まれてから死ぬまでのストーリー、最後の曲「インディスワールド」は、戦いの終わりでもある。

続いてアルバムタイトルナンバー「The Chronicles of Life and Death」、この曲を聞いた瞬間にポップパンク路線からシリアスな音楽に変更の宣言を感じる。
生きるとは、人生とは、そして迎える死について、語っているロックオペラだ。
表現方法として音楽を用いて、ポップパンクではない手法で描き、リズムがラップっぽい、ダンスっぽい「I Just Wanna Live」やストリングスを用いた代表曲「Predictable」、ピアノが入った名曲「The Truth」、キーボードが目立つライブで人気曲「The World Is Black」と、グッシャーの音楽性が定まった名盤だ。
日本盤のボーナストラック「Predictable (日本語バージョン)」はほんとに心に沁みる。
プロデュースは前作同様にEric Valentine(エリック・ヴァレンタイン)。
Money Step【iOS】

オススメ代表曲は「Predictable (日本語バージョン)」

Good Charlotteの「The Chronicles of Life and Death」のおすすめ代表曲は「Predictable」の 日本語で歌っているバージョンです。
2004年当時で外国のバンドが日本語で歌っていたのはSnuff、GIGANTOR、The Trojansくらいでした。
(ALLiSTERの「Guilty Pleasures」やWEEZERの「メリクリ」もその後)
なので、この「Predictable」はすごくかっこいいですし、ボーカルのジョエルがセルフライナーノーツで
「オレ達本当に日本が大好きで、オレとベンジーは日本語も勉強してるんだよ!まだ会話が少しできる程度だけどさ、でも日本のファンに、オレ達の歌の意味をもっとわかってもらいたいってずっと思ってて、それを伝えるベストな方法は「同じ言葉で話す」ことだと思ったんだ。だから、日本語をがんばって勉強してるってわけ。この曲の内容を少しでもわかってもらえたらと、できるかぎり日本語に訳してみた。同時に「君たちのことをすごく思っているんだ」っていうオレ達の気持ちを届いてくれればいいなと思う。日本のファンを心底リスペクトしてるからこそ、同じ言葉で伝えたかったんだ」と語っています。

Good Charlotte「The Chronicles of Life and Death」制作時のメンバー

名前 担当
Joel Madden Vocal
Benji Madden Guitar,Vocal
Billy Martin Guitar
Paul Thomas Bass
Chris Wilson
Drums

キューモニター

パンクロックの未来の結晶

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ライナーノーツは大野俊也さん

前作に続き、ジョエルによるセルフライナーノーツ

人生をリスペクトを込めて描いた最高傑作


Good Charlotte(グッド・シャーロット)の「The Chronicles of Life and Death(クロニクル・オブ・ライフ・アンド・デス)」。
大人になるの定義は人それぞれ。
年齢なのか、環境なのか、なにかはわからない。だけど、グッシャーは青春パンクバンドから大人のロックバンドに成長した証は「The Chronicles of Life and Death(クロニクル・オブ・ライフ・アンド・デス)」の音楽だろう。
KURUNE探偵事務所

アーティスト情報

公式ホームページ:https://www.goodcharlotte.com/
公式Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/goodcharlotteTV


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