セトリ
Ken Yokoyama「These Magic Words」のジャケット
Ken Yokoyama「These Magic Words」の収録曲
1.These Magic Words
2.Bitter Truth
3.Sorry Darling
DVD「Live from DEAD AT MEGA CITY」(初回盤特典)
1.Let The Beat Carry On
2.Better Left Unsaid
3.I Won’t Turn Off My Radio
4.Still I Got To Fight
5.Ricky Punks Ⅲ
もーーんげーー!! https://t.co/TC4PsiQAKD
— 横山健 (@KenYokoyama) November 27, 2023
Ken Yokoyama「These Magic Words」とは
Ken Yokoyamaの2023年11月29日発売のシングル「These Magic Words」。
前作の5月に発売したレーベル直販・完全受注生産「Better Left Unsaid」、9月「My One Wish」に続くシングル第三弾。
初回盤がDVD付きで¥1,800(税抜)と通常版のCD ¥1,200(税抜)の2パターン。
「These Magic Words」の歌詞がとても素敵で
”「オーイェー 大丈夫
そのうち オッケーになる”
魔法の言葉
オレがお前にお知られること
と、すごくポジティブな気持ちになるんです。
今回の「These Magic Words」の歌詞についてKenさんはインタビューで
サウンド面ではそんな聴きどころがある「These Magic Words」ですが、歌詞もまた聴きどころで、「Time Waits For No One」同様に子供の世代に対するメッセージになっていますが、こういうことを考えるきっかけがあったんですか?
KEN: きっかけは特に憶えてないですけど、「Time Waits For No One 」と「These Magic Words」、それと先に話しちゃいますけど、「Bitter Truth」の3曲は、子供世代に向けた曲なんですよね。
— はい。
KEN: 表現はそれぞれに違うけれども、視点は親的なんです。あ、「These Magic Words」は、なんでそういう歌詞になったのか思い出した。僕、今、小さい子供がいるんですよ。もうすぐ3歳なんですね。たぶん、「These Magic Words」の歌詞を書いていたのは一昨年の暮れだから、子育ての真っ最中だったんですよ。そうすると、親として、新しくこの世の中に生まれてきた、すごく未熟で、守られるべき命を、どう守るかおのずと考えるんですね。専門的な話ですけど、親って第一社会と言われていて、子供が接する一番最初の社会なんです。そこから受ける影響ってものすごく大きいわけですよね。三つ子の魂百までっていう諺と近くて、要するに子供が小さい時に親はどれだけ安心感を与えてあげられるかってことなんですけど、不安な時、抱きしめてくれるんだ、親はってことを教えると言うか、刷り込んでいくわけですよね。これはそういう歌です。
— なるほど。
KEN: ハハハ。Junちゃん、今の聞いて、「こいつ、頭いいと思われたいと思ってる」って絶対、思ったでしょ?
Jun-Gray: いやいやいや、別にいいんじゃない(笑)。
— Junさんは、横山さんがこういう歌詞を書くようになったことについて、どんなふうに感じていますか?
Jun-Gray: 「Bitter Truth」みたいに、すごく厳しい現実もあるんだよって言ってる曲もあるけど、「These Magic Words」のサビで言っているように《大丈夫さ。そのうちオッケーになる》みたいなことは子供に対してももちろんなんだけど、聴いた人は自分に対して言っているんだって感じると思うんですね。俺はよく楽天家って言われるんですけど、小さい時から、「These Magic Words」じゃないけど、どんなトラブルになっても、「まぁ、いいや。とりあえず何とかなるでしょ」とか「時間が解決する」とかって思う人だったんです。確かに小さい子供もいっぱい困難はあるのかもしれないけど、「まぁ、でも何とかなるんじゃない?」っていう救ってあげられる言葉がないと、結局、自ら死を選んでしまうって言ったら極端かもしれないけど、逃げ場がなくなってしまうから、結局、何とかなるもんよ、人生はそういうものじゃないかなって自分が思っているところもあるんでね。
KEN: 事実、大丈夫じゃなかったとしても大丈夫って言ってくれる人がそばにいるかどうか。
Jun-Gray: そうそう。
KEN: そういうことを子育てしていると、思うんですよね。言ってあげたいし、僕も言ってほしかったしって。だから、すごくイマドキの言葉で言うと、主語がでかい歌と言うか(笑)。最近使いますよね。主語がでかいって言い方。でも、主語がでかいとは違うのかな。要するに、意外とでっかい歌ですね。しかも、そうやって子供に言っていると、自分にも跳ね返ってくるんですよ。ほんとに。何かあっても、まぁ大丈夫。それが実際、そうならなかったとしても、そうやって自分に言い聞かせることは希望にはなる。だから、赤ちゃんに教えているようで、赤ちゃんから教わっているんですよね。育児は育自ってよく言うじゃないですか(笑)。ふざけんなよって思うんですけど、結局、そうなのかなってやっぱり思いますね。わかる? 育児は育自って、Junちゃん。
Jun-Gray: 何それ?
KEN: 育児は自分も育てる育自でもあるっていう。
Jun-Gray: あぁー、自分の自ね。
KEN: 一時期よく言われていて、何うまいこと言ってんだって思ってたんだけど、あぁ、そうなのかもって。ハハハ。
— それで、《But something you’ve taught me as well(でもオレがお前から教わったことでもあるんだ)》という歌詞があるんですね。
KEN: はい。うちの奥さんと子供の関係を見ながら、そう思ったんですよ。責任ではなく、本能でやっていると思うんですけど、すごいなと思いました。あと、家族の話と言えば、言っておかなければいけないことがあるんですが、いいですか?僕、離婚しているんですよ。それで「健って家族愛を売りにしているくせに」ってずいぶん言われたんです。でも、僕は家族のことを語ったり、歌にするのに、家族愛を切り売りしているつもりなんかなかったんです。自分にとって当たり前のこと過ぎて、売りになんかした覚えはないんです。
そう思われて、その点で支持してくれていたとしたら、もうそれは「ごめんよ」としか言いようがないんですが。それで今回「These Magic Words」の歌詞の原風景として、いまの再婚した家庭から得たものが影響してて、今日も言葉にもしましたけど、やっぱり家族愛を売りはしていないよ、とはっきり言っておかなければいけないと思いました。子供への愛情は離れたって1ミリも変わらないほど確かなものだけど、夫婦は男と女ですからね。まるっとした家族愛なんか持っちゃいませんよ。ごめんなさい、話が逸れました、どうぞ。— 僕は子供がいないんですけど、Junさんはいらっしゃるんですか?
Jun-Gray: 2人います。専門学校生と高校生。
— じゃあ、「These Magic Words」の歌詞は、親としてもかなり共感できるわけですね。
Jun-Gray: そうですね。出来が悪い2人なんですけど、「These Magic Words」ができる前から、「まぁ、何とかなるんじゃない?」「自分が楽しいと思うように生きなさい」と言ってましたけどね(笑)。
— Junさんが楽天家になったのは、いつ頃からだったんですか?
Jun-Gray: 楽天家だとは自分では気づいてなかったんですよ。周りから言われて、ああ、そうなのかって。「何も考えてないでしょ」って言われることもありますからね(笑)。
— 気づいたら、何とかなる。大丈夫だというふうに思うようになっていたんですか?
Jun-Gray: 仕事の面で言うと、30過ぎくらいの時が一番ダメージを食らてっていて、「うわ、しんどい。ストレスマックス」みたいなことがあったんです。血尿まで出てみたいな。でも、そういう時も、あー、でも半年後には何とかなってるんじゃないかなって思っていたと言うか、思うようにしていたと言うか。こんなしんどいことはずっと続かねえだろって。そうすると、意外とそういうふうになっていくものなんですよ。でも、そのうち何とかなるでしょっていうのも自分に対する言い聞かせでもあるから、思ってないと、どんどん悪い方向に行くかもしれないから、思うことが大事だと思ったりもします。
KEN: そう。結局、何とかなるでしょって、何とかするのは自分なんですよね。時間とか、環境とか、外的要因が補正してくれることもあるけど、結局、そういうふうに思い込んで進んでいくのは自分自身なので。Junちゃんが40半ばの時に。
Jun-Gray: 44だったね。KEN BANDに入ったのは。
KEN: そこからこの人の人柄を知っていったわけですけど、Junちゃんの人柄はバンドにとっては、安心感に繋がっているとすごく思いますね。「しょうがねえだろ」ってよく言うんですけど、でも、結局それだよなって。いろいろ気分的に納得が行かねえなってことがあったとしても、「しょうがねえだろう」って。「しょうがねえだろ」で済ませるつもりではなくて、それが極論と言うか。それを飲み込んで、先にどう進むかっていうのが重要なんだっていう。
— 魔法の言葉や、願い事は叶うと信じたいという希望を歌う一方で、今回の2曲目の「Bitter Truth」は曲調からというところもあるのかもしれないですけど、歌詞の内容はかなりタフで。
KEN: 「These Magic Words」とは180度違いますね。僕の長男が高校3年生で、卒業後の進路を考えることも含め世の中に出ていこうとする世代なんですよ。Junちゃんちの子供もそうで、そういう世代に向けた歌ですね。今のご時世、ジェンダー論とか通用しないかもしれないですけど、この曲にはやっぱり男の子だったらっていうところもすごくあって。
— わかる気がします。男だったらとか、女なんだからとかって、確かに今の時代、もう古いのかもしれないですけど、男らしさ、女らしさともに変わらないものもあるんじゃないかと思うところもあります。
KEN: 変わらないですよね。確かに男と女だけじゃないっていうのは、僕もちゃんと理解しているんです。周りにそういう人達もいるから。なんだけども、そういうところとはまた別で、自分が持っている風景には、男だったらよぉっていうのは常にありますね。
— それを他人に押し付ける気持ちはこれっぽっちもないけどという話ですよね。ところで、こういう2ビートのメロディックハードコア・ナンバーは作ろうと思って作るんですか? メロディが降りてくる曲とはちょっと違うのかなと思うんですけど。
KEN: 実は、この曲は夢の中で丸々できたんですよ。だから、仮タイトルは「夢」だったよね?
Jun-Gray: そうだったね。
引用元:https://www.pizzaofdeath.com/ken6thsg/
と述べています。
オススメ代表曲は「These Magic Words」
Ken Yokoyamaの「These Magic Words」の中からおすすめの代表曲は「These Magic Words」。
親になったからこそ、子どもたちに送る言葉がある、
それが魔法の言葉になる、
Ken Yokoyama「These Magic Words」制作時のメンバー
名前 | 担当 |
Jun Gray | ベース |
Ekkun | ドラムス、コーラス |
Minami-Chan | ギター、コーラス |
Ken | ボーカル、ギター |
も、も、もんげー
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音楽は音を聞ければいいからサブスクで充分。それもあり。わかります。
じゃ、スイーツ好きの人に甘いものが好きなら「砂糖舐めとけ」と言えるかどうか。
音に出会うまでの背景、過程を含めて音楽なんだよね。
タワレコでCD買って、早く聞きたいのにドトールでコーヒーを飲む時間も含めて音楽なんだ。 pic.twitter.com/o4mHexOQBk— 音楽を語らしてけろ (@musicholic69) November 29, 2023
魔法の言葉になる
「音楽はCD屋に入った瞬間から始まってる」という持論に次いで、
音楽は音を聞ければいいからサブスクで充分。じゃ、スイーツ好きの人に甘いものが好きなら「砂糖舐めとけ」と言えるかどうか。
今回もKen Yokoyamaの「These Magic Words」を買いに、渋谷のタワレコに。
やっぱお店で買うと光景まで一緒に思い出になりますね。
心配するな オレがいつでも お前の味方
でもいずれ オレはいなくなる
もし また壁にぶつかりそうになったら
心の中でつぶやくんだ 繰り返し繰り返し”「オーイェー 大丈夫
そのうち オッケーになる”
魔法の言葉
オレがお前にお知られること
絶対に忘れないでくれ
本当にいい歌詞ですね。
アーティスト情報
公式ホームページ:https://kenyokoyama.com/
公式Twitter:https://twitter.com/KenYokoyama
公式インスタグラム:http://instagram.com/kenyokoyamaofficial/